【熊五郎とシキ021】お気に入りの場所に身を置こう
あなたには、お気に入りの場所ってありますか?
お気に入りの場所があるということは、
自分の心が喜ぶポイントが分かる、ということ。
それって自然体であるための、大切な鍵になるのでは……。
今日は、そんなおはなし。
【編集後記】
子ども時代を思い返すと、私にはとっておきのお気に入りの場所がいくつもありました。
幼少期、千葉の田舎の方に住んでいた私の家の周りには、
ワクワクするような遊び場がたくさんありまして。
例えば、
近所の林の中にある秘密基地。
雑草の生い茂る空地。
虫とりに出かける雑木林。
田んぼが広々と広がるあぜ道。
家の押し入れ。笑
などなど。
当時はただただそこで遊んでいると楽しい気分になるだけで、
特別な思いを抱いていたわけではないけれど、
今思うと、それらの場所は私にとって、
心の安定のために、
私が私であるために、
なくてはならない場所だったのだと思います。
大人になると、特に結婚して母になってからというもの、
そういう「お気に入り」っていう感覚が、もうなんだか分からなくなっている時期がしばらくありました。
場所だけでなく、
「何が好きで何が嫌いか」とか、
「何を心地よいと思うか」とか。
それを言葉にするのもいけないような気がしていたのです。
今思うと、すっごく不自然なんですけど。
それが良いとか、悪いとかではないのだけれど、
私の場合は、自分以外の何かに合わせたり、優先することばかりしていて、
次第に自分の心が本当に喜ぶことが、分からなくなってしまっていたのかなぁと。
でも、それってすごく不健康。
心はそれを喜んでいないのに、喜んでいないことを感じないふりをして無理してこなす。
そんなことを繰り返していたら、いつしか心はねじれ、心だけでなく体も病んでいく…なんてこともあり得ます。
でも、だからと言って、いつもいつも、自分が喜ばないことを避けられるか?
というとそういうわけでもありませんね。
やりたくないけれど、やらなければならないこともある。
逆に、
やってみて、徐々に楽しさや喜びを見つけられることもある。
であれば、まずはその、
「嫌だな」「気が進まないな」とか
「楽しいな」「嬉しいな」という気持ちを
「あぁ、そう思ってるんだね。」
と、自分でフラットに受け止めるところから始めてみる。
すると、何かに包まれるような安心感が、自分のなかに広がるのを感じたりするのだから、不思議なものです。
そして、どうしたいかがパアッと見えて、視界が開けてきたりもする。
※あ、これは熊五郎のLineスタンプの中のひとつです(笑)
何しろきっと、心はいつも、本当の想いを受け止めてもらいたがっているんでしょうね。
でも、そうそういつも冷静に受け止められないよって声もありましょう(笑)
そんなとき、お気に入りの場所っていうのは、
その場所に身を置くだけで、不協和音を奏でる内面を安心感で包んでくれるんですよね。
不協和音を奏でていない状態だとしても、意識下にあった(もしくは顔を出しつつあった)自分の心地よさがどんどん芽をだし、その心地よさが広がっていくような感覚にもなります。
乗鞍では、皆さんにとっての、そんなお気に入りの場所をきっと見つけられると思うのです。
とにかく懐が深く、バラエティに富んでいる。
豊か……と一言で言うにはもったいないくらい、宝があるように私は感じています。
ちなみに、この熊五郎たちがいる場所は、番所(ばんどころ)地区にある千間淵(せんげんぶち)。
ここの包み込まれるような雰囲気や、静けさや、清らかな水の流れが大好きなんです。
そのほかにも、私にはお気に入りの場所が、乗鞍にいくつもあります。
でも、私もまだまだ知らない乗鞍があるようです。
ので、ズンズン発掘していきたいなと思ってます(笑)
話しがそれてしまいましたが、
「これこれが好き」「これこれが嫌い」
そこから紐づいて
「どうありたいか」「どうあるのが自然か」
そんなことが次第に見えてくる。かもしれません。
それは、もともと自分自身の心が一番知っているはずだし、
心はいつも、気づいてもらいたがっているのかもしれません。ね。
時に、乗鞍の自然を目の前にしたときにわき起こる、自分自身の内側からの声に耳をすませて、
あなたは何を思うでしょう?
もしよければぜひ、聞かせてくださいね。
※あ、これまた熊五郎LINEスタンプより(笑)
ではこの辺で。
来週またお会いしましょう。
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