私の好きなことの一つは、暮らしの周りで息づく
人や自然の営みに触れること、
それらを自身の中に取り込んで味わってみることです。
日々の仕事の中では、
目の前の人と一緒に
これまで紡いできたストーリーをたどり
今あるものに目を向けながら
これから紡いでいく未来に
思いを馳せる時間を共にして
何かの形に残したり
新しい何かが始まるのを応援する
そんなこともしています。
時に書くこと(記事)を通して
時に描くこと(デザインワーク)を通して
時に聴くこと(コーチング)を通して。
こういった過程を通して私に巡ってくるもの。
それは、
目の前の存在から沸き立つエネルギーや
その素朴な思いや在り方の美しさへの感動。
私も進んでいこう!と
むくむくっと勇気づけられること。
「あぁこんな世界もあるのか!……で、私はどうしたい?」
という言語的・非言語的な問いかけ。
それらは、自分の世界がじわじわっと広がる嬉しい刺激です。
この、暮らしの周りで感じ取った嬉しい刺激を
地域の暮らし手であり
地域の大ファンでもある私なりに編集した
アウトプットの場をここに作れたらなぁと。
五感をたっぷりと刺激してくれる
自然に恵まれたこの地域が醸し出す嬉しい何かを
のりくらに暮らす人や
のりくらの暮らしに興味のある人と分かち合いながら。
訪れる度に味わい応えがあり
地域にとっても読んで頂く方にとっても
明日の暮らしにつながる嬉しい何かが
巡り続けていくような
そんな場にできたらと。
不完全である勇気をもちつつ
ゆるりと綴っていけたらいいなぁと思います。
楓 紋子(もみじ あやこ)
グラフィックデザイナー・ライター・ライフコーチ。東京都生まれ。千葉県育ち。大学では森林科学を専攻。桑沢デザイン研究所卒。デザイン事務所勤務(都内・静岡県内)を経てフリーランスに。2016年、当時小1の息子と共に、信州・乗鞍高原へ親子山村移住。趣味は山旅と発酵・保存食づくり。移住後はアルプス山岳地域の事業者さんを中心に、自然豊かでリソースあふれる地域ならではの魅力を伝えるデザインワークや、地域の宝とも言える「人」が紡ぐストーリーを引き出してインタビュー記事を書く。プライベートでは、やや繊細なHSP気質の息子にコーチング・カウンセリング的関わりを試みながら子育ち&親育ちの途上。
目の前の存在が、本来の自分で強みや才能を活かし、家庭・地域・社会など様々な場でその力を発揮しながら、世界にオープンにつながって、共に幸せを実感しながらいきいきと生きる、調和的で豊かな森のようなコミュニティの醸成にあちこちで携わる……。そんなコミュニティの大地を醸す存在になるのが夢。