善五郎の滝とその女と

乗鞍へ移ってきて、早いものでもうすぐ半年。
多方面からの支えがあってこそですが、とっても充実したありがたい日々だなぁと。
でも、このストレスフリーな乗鞍の生活の中でも、モヤモヤしてしまうこと、ひとつのことに囚われすぎてしまうこと、ネガティブな思考に傾いて戻れなくなりそうになってしまうこと、そんなことも当然あるわけで……。

最近もひとつ、ちょっとした事件があって、自分の感情をどう扱っていいのか分からなくなる場面がありました。
事件の詳細は割愛しますが、「その思考から&それを考えている場から、とにかく一旦離れてみる」ということを試してみたのです。
その備忘録を。

とにかく一旦その思考から離れようと思って向かった先は、Raichoから出て20mほどのところに入口がある、善五郎の滝。
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善五郎の滝は、その入り口から約20分ほど歩いたところにあります。
秋の色に移り変わる木々の葉を眺めつつ、葉っぱが風に揺れる音や鳥のさえずりを聴きつつ、ずんずんと林の中を歩いていきました。

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歩き始めると、なんだかこう、それまで考えていたことが徐々に脇に追いやられて、その代わりに、私の中にじわじわとその清々しい風景が入ってくるような……。
そう。ただただ純粋に気持ちがいいなぁという感覚が広がっていくのを感じました。

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ドラマチックな色をした葉っぱに心ときめいたり、
茂みの中に潜んでいる小動物のカサコソいう足音にワクワクしてみたり、
木漏れ日に照らされた植物たちの、キラキラとした素朴な美しさに見とれてみたり。

そして、ふぅーっと深い呼吸をしてみたり。

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そうこうして歩いているうちに、目の前に現れる清流。
そして善五郎の滝。

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何度見てもいいんだなぁ。

淀みなく次々と流れていく水は、見ていて本当に清々しい気持ちにさせてくれるもので。
ひと時も同じところに留まっていないんだもの。

空から地へ。
上から下へ。
山から川へ。 そして海へ。

自然の摂理の中で、至極当然に流れていく水をただただぼぉーっと見ていると、
次第に頭が空っぽになって、その流れに引き込まれていくような感覚になったりして。
私の中にある淀みも、つられて流れていくような。。。

そうして眺めているうちに、不思議なことに、なんだかこう、心がヒクヒクしているのを感じたのですね。
ヒクヒク……ヒクヒク……って。
なんだろうな、多分喜びで心が震えていたんじゃないかなぁ。
おそらく私はあの時、滝の前で、「私」を明け渡したのかもしれません…。
も、もはや私は善五郎の滝に抱かれたのではなかろうか(笑)

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思いも迷いも憂いもぜーんぶ受け止めて、抱かれて、流し去って、残ったのは喜びという。
善五郎の滝。素晴らしすぎる。
とにかく気持ちのいい滝散歩でした。

さて散歩から帰ってきて、、、
モヤモヤの相手に素直に今の自分の思いを伝えることにしてみました。
進もう。と思って。

で、伝えてみて、、、スッキリ。
答えはシンプル。
そうだった、自分の中に答えがちゃんとありました。

「モヤっときたら善五郎へ。」

私の中で、にわかにキャッチフレーズになりそうです。

だってとにかく気持ちがいいし。
だってRaichoからめちゃ近いし。
それより何より私はもう、善五郎の女だし(笑)。

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