乗鞍の冬とニュートラルなスイッチと

乗鞍の冬の白い世界。
雪の降らない地域からやってきた私は、この白い世界が毎日新鮮で。

とはいえ、寒さが大の苦手で冷え性だった私たち親子。
もちろん雪の楽しみはあったけれど、乗鞍の初めての冬に自分たちの身体が追い付いていくのだろうか……とかなり心配していました。
最近の最低気温はマイナス10℃前後。そして本日の最高気温は氷点下だとか。春まで住んでいた温暖な沼津ではありえない気温。
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(今朝も雪につく足跡を確かめながら、テクテクうねうねと登校した息子氏)

が、不思議なことに今のところなんとかかんとか。
徐々に冬の寒さにも順応してきたのか、息子も私も
「この寒さ、もう無理―!」という状況にはまだなっていません。
まぁ、まだまだこれからが本番でしょうけれど。

今年の3月の末、まだ少し雪が残る頃に引っ越してきて、その後に春、夏、秋とここ乗鞍で過ごし、乗鞍の環境に慣れてきたのもあるだろうし、あとはここで食している食べ物の影響も結構ありそうな気がしています。
食については、またこれから徐々に書いていきたいと思っていますが、体をあたためる食材を取り入れることを意識してみたり、薬膳講座で習って、夏の間に身体の中の水はけを良くしておいたことも、もしかしたら効いてきているのかも。(←ただ今、人体実験中)

それよりなにより、やはり「ウワーっ!」と心躍る景色に囲まれる幸せ感が、寒さに勝っているのだろうなぁ。
目の前に現れる景色の新鮮さ神秘さに、ただ毎日ウキウキするという。

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ハラハラと舞う雪の厳かなこと。
踏みしめるモフモフの雪の感触が何とも言えず気持ちのいいこと。
キンキンに冷えた空気を痛いほどに感じること。
雪でお化粧された木々が凛として美しいこと。
真っ白の景色の中で感じる静かなとき。
そうして、冷えた体を芯から温めてくれる温泉がこの上なくありがたいこと。

そんなものにぐるりと囲まれてみると、今まで知らなかった世界に出会えた喜びと心地の良さが、じわじわーっと広がってきて。
あぁ、自分の限界は自分で決めていたんだなぁって、そんなことをとっぷりと感じました。
今見ている世界は、自分の見たい世界。

「そんなの無理!」
「私にはどうせできない!」

そう思うのは、多分自分がそうありたいとどこかで願ってしまっていたからなのかもしれないと。

でも、自然の中に身を置いていると、不思議とそうした自分への決めつけが一つ一つはがれていく気がするのです。
ただただ単純に、自分はどうありたいか、というそのことに、フォーカスがあてられていくような。
自然って、自分自身をニュートラルな状態に戻してくれる、そんなスイッチがあるんではないかしら。
今、私が感じるのは、ただただ、

「乗鞍の冬を楽しみたい」

ということ。なんとシンプル!

雪になじみのないところに住んでいると、よっぽどウィンタースポーツが好きでもない限り、雪国へ行くこと自体、腰が重かったりするけれど(←私もそうでした)、来てみると、本当に圧倒的な雪の美しさを前に、自分の感情が揺れ動くのを感じます。
そしてもれなくニュートラルスイッチを押してもらえる。これほんと。
世俗の垢にまみれた方(笑)はもちろん、そうでない方も、、、
垢にまみれすぎた状態で乗鞍にやってきた私は、今や垢擦り師泣かせのツルンツルン状態ですから♪……というのは言い過ぎですが(笑)
自分がどうありたいか、ということに関しては、自分で言うのもなんですが、多分すごく素直になってきてる気がします。まだもちろん発展途上だけれど。

そういう意味では、子どもって本当に素直だなぁと。
「楽しい」「気持ちがいい」にまっすぐで。
雪に猛進していく姿とか、雪景色を前にしたキラキラした顔が、全てを物語っています。
これから始めることになるスキーにもとってもワクワクしている様子の息子氏。(ファイト―!)
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と、他人ごとではなく、そんな息子を見習って、未経験に等しいウィンタースポーツも、「無理!」と言わずに試してみようかな。
まずは気軽に始められるスノーシューハイキングから。。。
週末は善五郎の滝にスノーシューで息子と出かけてみようかしら。
春・夏・秋とはまた一味もふた味も違う善五郎さんが、きっと姿を現してくれるはず。

あぁぁ、楽しみすぎる。

ニュートラルスイッチは、いつでもここから。


「自然にかえる宿」
我ながら上手いこと言ったものだ(←自画自賛でゴメンナサイ・笑)
放置プレー肩肘張らないおもてなし、いたしますm(__)m

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