長寿日本一の信州から学べること part2〜在来のつぶつぶパワー〜

前回の続きです。
前回記事はこちら
http://norikurashi.com/shinsyu_tyoujyu_part1/

なぜ信州は長寿日本一なのか。
その理由を信州の料理家・横山タカ子さんの著書からの引用をもとに、乗鞍で実感していることなど独自の視点も交えて書いています。

前回は、一つ目の理由「信州人は野菜をたくさん食べる」ということについて書きました。
そして今回は二つ目の理由を。さてそれは、、、

信州人は豆類・雑穀を普段の食事でふんだんに取り入れる

「今や健康食品の代名詞のように語られている、豆類や雑穀ですが、信州では昔から食生活にふんだんに取り入れていました。大豆などの豆類は大切なたんぱく源となり、えごまやそばは、不足しがちなミネラルやビタミンB群を補給してくれます。」(日本一の長寿ごはん:横山タカ子著より)

豆類に雑穀、、、なるほどー。つぶつぶパワーですね。
ふだんの食生活を振り返ってみると、乗鞍へ移ってきてから、私も格段に食べるようになったなーと思うものは、何と言っても豆・豆製品。
もともと、時々煮豆を作ったり、茹で大豆を作ってみたりと、多少は豆を食べるようにしていたつもりでも、今ほどではなかったかと。
1つには、Raichoファミリーのfukikoちゃん(←生粋の信州人)が無類の納豆好きということもあってか、いつの間にか彼女の習慣につられて、ほぼ毎朝納豆を食べているから。
また、肉魚を求めるにも、買い出しに難がある地域にいるので、たんぱく源としての大豆の位置づけが自然と大幅に上昇し、茹で大豆が欠かせなくなったこと。

そしてね、さすが信州は大豆の生産地だなぁと思うことが。
スーパーでは信州産大豆の納豆や豆腐が幾種類もあったりして、選ぼうと思えば良質の納豆や豆腐を手軽に求めることができるありがたい環境なのです。(スーパー自体は乗鞍から遠いけれど……笑)
だからこそ、ちょっぴりこだわりたくなってしまうのは自然な流れなのかも。。。

納豆の魅力に気づいて

元々納豆は好きだったけれど、毎朝食べるほどでもなかった私。
それが、朝食に納豆と決めると、あとは味噌汁と漬物と常備菜がちょこっとあれば、もうそれだけで満足できる朝食に。
常備菜はあったり、なかったり。なければないで問題ないし。
そんなときは、長芋をすって、時に卵とともに納豆ご飯にかければ言うことなし。
息子もこのスタイルに不服はなさそうだし。

というか、むしろ最近は、息子の方が積極的に納豆選びをしているくらいのこだわりを見せつつあるという(笑)
とにもかくにも、お腹も心も満たされる、この納豆朝食スタイルの良さに気づいてから、朝の忙しい時間も余裕をもてるし、献立や栄養バランスを考えるストレスからも解放されて、良いことづくめなのです。
こんなにストレスフリーな朝食に気づくきっかけをくれた信州人のfukikoちゃんに感謝感謝。

そして実は今日この後、Raichoでの食材的な位置づけがめちゃくちゃ高まっている納豆を手作りできる、納豆菌水を作るワークショップに参加する予定なのです。
納豆を手作りできるようになったら、これまた新たな境地を開ける予感……笑

紫の宝石 紫花豆を味わう

豆と言ったら、信州では大豆以外にも様々な豆を生産しています。
中でも忘れてならないのは花豆。
北海道や長野県の一部高冷地で栽培されている紫花豆は、ここ乗鞍の名産でもあります。

初めて乗鞍のお蕎麦屋さんで紫花豆を口にしたときは、あまりの美味しさに思わず唸ってしまったことを思い出します。

そうそう。
そば処中之屋さんやレストハウスチロルさんの副菜でいただける紫花豆の煮ものも
そば処合掌さんでいただける花豆アイスも
プチホテルアルムさんでいただける花豆プリンも

どれも、しみじみとした懐かしさを感じる美味しさだなぁと。
きっと、昔からこの土地で作られ、日常的に食する中で工夫を重ねてきたからこそ生まれる、懐かしい味わいなのかもしれない。
乗鞍にあるお宿さんの多くでも、この紫花豆を味わうことができるのですが。

Raichoでも、そんな乗鞍の味を伝えることができるようになれたらと、しばしば花豆の煮物をつくっています。

花豆歴は短いけれど、すっかり花豆ファンの私。
乗鞍の女将さん達に学んで腕を磨きたいものです。

とにもかくにも、この信州乗鞍の気候風土と農家さんの手が織りなす紫の宝石は、美味しいだけでなく、栄養面でも様々な効能があるのだとか。
このリンク先に詳しい効能がありましたので、ご興味があればぜひ。
http://cuisinearticle.com/2815
女性に嬉しい効果がたっぷりあるようで♥

雑穀をふだんから食すこと

雑穀というと……、そば、えごま、きび、金ごまなど、近辺で採れる雑穀が気軽に手に入れられる信州。
健康にいいことは聞きかじっていたことがあっても、私にとってはこちらに移ってくるまで、それほど身近でなかったものもありました。
信州では、昔からそれらの雑穀をふだんの食卓で楽しんでいたようですね。
蕎麦は言わずもがな、えごまは五平餅のえごまみそが有名だったり、その他もろもろ。
そばのルチン、えごまのα―リノレン酸など、生活習慣病を予防し、アンチエイチング効果のある微量栄養素も長寿の鍵になっているのだとか。

そうそう。息子の通う小学校では、えごまを育てていたようで、参観日のときに、そのえごまを使って子どもたちが作ったクッキーをごちそうになりました。
そのプチプチとした食感と香りが気に入って、自分でも最近求めるように。
今、気に入っているのは「えごまの混ぜご飯」と「えごまビスケット」。



(えごまビスケットは左上)
効果を知ったことと、最近、えごま農家さんと知り合えたこともあって……ますます探求してみたくなっています(笑)

信州の気候風土が作り出してきた豆や雑穀たち。
それらを普段から、日常でふんだんに食してきた信州の人たち。
「そこらでよく育つから」という理由が大半で、豆類や雑穀をよく食することは、信州人にとっては何も特別なことではないのかもしれない。
「実はコレコレの理由でいい!」ということが、ただ後からついてきただけで。

そう考えると、「大豆や雑穀を食べれば健康になれる」とかいう後付け的なことではなくて、
「その土地に根付く伝統的な食品を工夫しながら取り入れてきた」という至ってシンプルな道理にこそ、健康につながるヒントがあるのかもしれないなぁと。
そこで育つにも理由があり、そこで食されることにも理由がある。
何も信州だけに限ったことではなく、その土地その土地で、栽培され食される理由や背景があるのでは。
それが、自然の理に適っていればいるほど、自然の一部である私たちの体や、私たちの体の中にある自然にとってもいいのでは、と。

私の食養生の先生、辻野将之さんから一番初めに教えて頂いたのは、
「健康になるにはお金がかからない」
ということ。
初めて聞いたときは、「えっそうなの?本当にそうなの?」という動揺がありましたが、日に日にその言葉が染みて、「あぁ、本当にそうなのかも。」という実感が伴ってきました。

豆類・雑穀に限らず、ここ信州乗鞍という土地で育てられる作物を中心に、引き続き探求を楽しみつつ、どんどんシンプルな食生活にしていきたいなぁと思っています。

では、また次回。
次回は信州が長寿日本一になった、食に関する三つ目のポイントについて書いてみたいと思います。

P.S
春に開催予定の「のりくら養生」では、シンプルでいて、心と体が喜ぶ食事を提供できたらと考えています。

まずは、今ある環境から少し距離を置いて、ニュートラルな自分に戻って。
自然にかえる場所、ここ乗鞍で。
自然にかえる宿、ここRaichoで。
頭でなく心と体で感じる、そんなひとときをご一緒に過ごせたらと思っています。

そんなこんなの初企画「ニュートラルな自分に戻る『のりくら養生体験会』」の事前案内が欲しい方はこちらのフォームにご登録くださいね↓
http://norikurashi.com/contact/
件名に「のりくら養生」とご記入いただければと思います。
詳細が決まり次第、先行してご案内いたしますm(__)m

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