【熊五郎とシキ013】星空を見上げよう

ここ最近、晴天の続く乗鞍。
雪はみるみるとけていき、春の兆しがあちこちに顔を出し始めています。
でもまだまだ朝晩は冷え込むことも多い今日この頃。
そんなさっぶーい冬の澄んだ空気の中でも、夜空を見上げると、その星空は本当に綺麗でして、
一瞬でもそれを目の当たりにすると「うわー!!」っと涙がちょちょぎれそうなほどに感動してしまいます。
これから暖かくなっていけば、ゆったり星見もできるかな……と楽しみでなりません。
と、いうわけで、今日は星空のおはなし。

のりくらは満天の星空をのぞめる場所。いつもの場所では目立たない星々も、ここではその一つひとつが光り輝いて見えるのです。見えにくくなっているけれど、本当はいつもそこにあり、光り輝くときを待っている、そんな原石が、空だけでなく私たちのなかにもきっとある……そんなことをはっきりと信じる力を与えてくれる、のりくらの星空です。

【編集後記】
乗鞍へ来るまで、天の川って見たことがありませんでした。
ここではコンディションが良ければ、当たり前のように天の川が見られるということを初めて聞いたときは、本当に衝撃を受けました。
天の川はもちろん、満天の星空に包まれる、という経験は街ではなかなかできないもので。

本当はいつも街の空の上にも光り輝いているはずなのに、見えない。
人工的な街の光におされて、本来の輝きが放てない状態。

なんだか、そんな街の空のことを思うと、
人の才能にも通ずるものがありそうだなぁ、なんて思ったりなんかして。

今いる場所で、本来の力が発揮しきれていないとしても、
または、何かにおされて、本来の輝きが放てない状態だとしても、
なんだかここの星空を見ていると、まるっと自分を信じられるような、
そんな力をもらえるような気がするのですね。
きっと大丈夫って。

まずは見上げてみて。包まれてみて。感じてください。
これから暖かくなってきたら、ぜひに。

ではこのへんで。
来週4月5日(木)20時にお会いしましょう。

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