先日、Raichoのお隣の宿、「ピーポロ」さんにお呼ばれしました。
新参者の私たちに、いつも親切にしてくださる、ありがたいご近所さんです。
今回は、ピーポロさんから、
「山菜料理とぶどう葉寿司をごちそうするよ」
と数日前に連絡をいただき、お言葉に甘えてちゃっかりお邪魔させていただくことに。
「ぶどう葉寿司」
これは、前から話には聞いていて、かなり気になっていたのですが、ここ乗鞍で、この時期にだけ味わえる郷土料理だそうで。
お初にお目にかかるということで、ワクワクワク……。
話変わって、Raichoの敷地には、前オーナーが残してくれた山菜が豊富に生えてくるもので、前々から、山菜料理を勉強したいなぁと思っていて。
これまでチャレンジしてみるものの、レシピはインターネット頼り。
それでもいいのだけれど、やっぱり、ここ乗鞍の山菜の味わい方を知り尽くしている、地元の女将さんに習いたい!と思い、
少し前に、ピーポロの女将さんに
「山菜料理を教えていただけませんか?」
とお話をもちかけていたのです。
さすがに、企業秘密もあると思うのに、
「いいよ!」
と二つ返事でOK頂いていたのです。
なんとありがたや。。。
そんなわけで、今回は、ぶどう寿司を味わいつつ、山菜料理を教えて頂けるという、贅沢すぎるお呼ばれだったわけです。
ピーポロさんに着くと、テーブルにはごちそうがズラッと!
わぁぁっ!と思わず歓声をあげてしまう私。
奥に座られているのが、ピーポロの女将さん。お昼から湯呑にワイン!……粋です。
そしてそして、これが噂の「ぶどう葉寿司」。
ぶどうの葉の香りがホワッと辺りに広がっていました。
ぶどう葉寿司というのは、酢飯に塩鱒を挟んで、山ぶどうの葉でくるんだもの。
くるんでいる山ぶどうの葉の香りが酢飯にじわーっと移りこみ、そうしてその香りごといただける、まさに山の幸!
しみじみとした味わいで、美味しかったなぁ。
それから、こちらは「うどの煮物」。
以前にもお裾分けしていただいたことがあって、Raichoのみんなで感動したピーポロさんの絶品山菜料理。
女将さんいわく、
「この煮物は、60過ぎないと美味しく炊けないよー」
とのこと。やはり経験がものを言うのかーーーとうなだれつつ、美味しくいただきました。
不思議といくらでも箸が進んでしまう、おふくろの味。
でも、このお料理は、見栄えを気にされて、ピーポロさんのお客様に出されていないのだとか。
なんだか、もったいない!と思ってしまうのは私だけではないはず。
そして、「これを教えてあげようと思ってたのよ!」と女将さんに言われていたお料理がこちら。
「うどの三杯酢あえ」
うどと三杯酢の絶妙な合わせ技で、美味しかった♡
作り方を教わったので、近々Raichoの朝食の一品として登場するかもしれません。
その他にも、女将さんからお漬物や鶏肉の照り焼き、ぶどうゼリーなどを振る舞っていただきました。
いやぁ、本当にどれもこれも美味しくて……。
それから、お料理を頂きながらの、女将さんと世間話も面白かったーーー。
女将さんが嫁いできたばかりの頃のこと、お子さんの小さかったときのこと、乗鞍で耕されている畑のことや、前オーナーさんとのお付き合いなどなど。
「とにかく、隣が明るいのはいいこと!嬉しいよ!」
と言っていただけて、嬉しかったなぁ。
しかも、「秋ごろにまたこんな食事会やろう!」と。
あぁ、幸せすぎる。
、、、と思いながらいると、女将さんってば、食べきれなかったお料理をドッサリお土産としてもたせてくれるではありませんか。
あぁぁぁ……。ありがたすぎる。
なんて恵まれているんでしょう。
さてさて、どんなお返しができるかしら。。。
ピーポロさん、本当にごちそうさまでした!
絶品郷土料理をふるまってくれるピーポロさんはこちら
http://peepolo.com/