この夏は、宿の仕事でバタバタしていて、なかなか息子との時間がじっくり取れずにいました。
YouTubeにかなりお世話になってしまうこともあり、あぁぁ、これはいけない!と思いつつ、一人の時間をどうしてあげることもできなくて、、、
それなので、少しの休憩時間を利用して、息子とちょこちょこ近くをお散歩してみたり。
とにかく葛藤の日々でした。
息子を一人にしてしまう時間は、午前中の掃除の時間と、夕方の夕食までの時間。
息子はその間、宿題をやり終えてしまえば、たいてい暇を持て余していました。
気が向いた時には、たまーに掃除を手伝ってくれることも。
しかし手抜きを知らない7歳児。
普段見逃しがちな細かい部分を磨いてくれます。
大雑把な母さんは、見習うところが多々……。
しかし、根を詰めすぎて、割とすぐに疲れてしまうという。。。笑
そんな風に疲れてしまったり、時間を持て余していると、彼はもっぱら「クレヨンしんちゃん」の動画を見ることに走っていました。
あまりに集中しすぎて、トイレに行くのを忘れてしまうほど。(オイ!)
明らかに見すぎだからでしょう、最近は息子がクレヨンしんちゃん以外に見えなくなってきて。
声の調子なんて、しんちゃんそのもの!
さぁ、どうしましょ。
それから、もう1つ、彼の気に入っている動画があります。
フランスの女性シンガー「ZAZ」の動画。
何年も前から家族で彼女のファンなのです。
CDを聴いたり、動画を観たり、昨年は息子とLiveに出かけたりと、繰り返し繰り返し何度も彼女の歌を聴いています。
息子は、フランス語なんてわかるわけないのだけれど、繰り返し聴いていたおかげで、ZAZになりきり熱唱できるほどに。
先日、休憩時間にお散歩しに行った番所の水辺では、ダンス付きでZAZの歌を披露してくれたりも。これが結構面白くて。
好きなものはどんどん自然と彼の心と身体の中に入っていくんだなぁ、と息子を見ていて思います。
良い面もあり、そうでもない面もあり。
親が子どものことを完全にコントロールできるものではないし、するつもりも毛頭ないけれど、
でも子どもがどう育つかっていうのは、周りの大人がどんな環境を用意できるかっていうところと深く結び付いていることに違いはないわけで。
だからこそ、日々の環境づくりを大切にしないといかんなぁと、『なりきりしんちゃん』&『なりきりZAZ』の息子の姿を見て改めて思ったり。
それにしても、この間、息子とお散歩の時に行った番所の水辺がとても気持ちが良くて。
千間淵と番所小滝というところ。岩々で囲まれていて洞のようになっているところもあり、まるで秘密基地。
そこには止むことなく水が流れていて、そのせせらぎが余計なものを全て洗い流してくれるかのような。
二人、水の流れを見、音を聴く。
私、深呼吸。
息子、歌を歌い、踊り出す。
そして二人、笑う。
こういう時間、私たちに必要だなぁとつくづく。
なんだか、シンプルこの上ないんだけれど、スゥーッと何かが解きほぐれていくような、そんな感覚になれるという。
ストレス解消というのか、デトックスというのか、なんだかもっと違う言葉のような気も。
とにかく、心の中にある色々なものを解放し、手放すことのできるような。
息子に対する「申し訳ないなー」という懺悔な気持ちも、一旦手放してよし!という気持ちになれる、そんな懐の深さがあるんだなぁ、ここには。
ちょっとの時間でも、近くでこんなブレイクタイムを持てるのは、ありがたいこと!VIVA乗鞍!
ささ、そんな時間を持ちつつも、宿では『しんちゃん対策』、もとい、『子どものお一人さま時間対策』に取り組んでみるかなぁ。
と思っている間に、息子の夏休みが終わってしまった。。。
ま、ゆるりと取り組んでみます。
Raichoで、今後、息子のしんちゃんぶりが炸裂していたら………それは、そういうことです(汗)