【熊五郎とシキ 008】火を囲んで語らおう

今年の乗鞍の冬は、一年前に比べると、ずいぶんと寒い!
そんな凍えるような寒さのなかにいると、
「ぬくもり」にものすごく敏感になるし、
余計に幸せを感じてしまうような気がします。
というわけで、今日は冬の乗鞍で幸せを感じる「ぬくもりを感じるひととき」についてのおはなしです。

暖炉の火。それは、のりくらの寒い冬にあると嬉しいもの。火を前にすると、冷えた体がじわじわと温まっていく。それと同時に、なぜだか心が落ち着き、オープンになっていくような。自然と人が集まり、語らいが始まる。こんな風にあたたかで、和やかな時を求めていたんだと、望んでいたものがあぶり出されていく……そんな心地がするのです。

【編集後記】
暖炉って、火って、不思議な力があるなぁと思います。
近くにいると、体の芯から温まるような感じがするし、
メラメラと燃える炎を見ていると、
時を忘れて、ただそこに素の自分がいる、ということに気づいてハッとしたりして。

そして、冒頭でも書いたとおり、
寒さに堪えた体であればあるほど、余計に幸せを感じてしまうという。
もしかすると、寒さの極みを知らなければ、真の暖かさも知りえないのかな、などと思ったりして。

乗鞍で過ごしていると、その心と体が喜ぶ、ということについて、
振れ幅が大きくなるというのか、
ものすごくそのセンサーが敏感になるような、そんな気がしています。
なぜでしょう。
もしかすると前回も書いた通り、その環境のコントラストの強さのせいでしょうか。感覚が鋭敏にならざるを得ない、そんな環境なのかもしれません。

というわけで、寒さが厳しいその時は、ぬくもりセンサーに身を任せ、
身を置く場所を 環境を 選んでみては、いかがでしょう。
(Raichoにも暖炉、あり〼)

それではまた。
来週3月1日(木)20時にお会いしましょう。

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