セルフメンテナンスの時間と場をつくること

休むことは、悪ではない。
むしろ「セルフメンテナンス」という大切な投資だと思うのです。

私がそうはっきりと思うようになったのは、乗鞍の地に来て、
ちょこちょことこの地を歩きまわったり、
少しアイデアに詰まったり、思い悩むことがあったりしたときに、
乗鞍の自然に触れたり、ゆったり温泉につかったりすると
得も言われぬ充足感と心地よさで満たされていき、
元気になっていく感覚になったことが度々あったからでした。

個人事業を営んでおられる方って、自分が頑張らなきゃ、
と、力ワザでぐいぐいと目に見える成果を追うことに
必死になりがちではないでしょうか?
(↑私も意識しないとそうなりがちだったりします(^^;)

個を活かすとか、個人起業家として生きていく、
そんな方たちの動きが近ごろ目立つようになってきた昨今。

華々しい活躍を遂げる方、その途上にある方、起業初期の方、起業を目指す方など、様々な段階の方がおられると思いますが、表立った仕事や、目に見える成果を追求するほかに、人として&またその人らしさを全開に仕事をしていくために大切なことがあると私は思うのです。

・「ゆっくり自分と向き合うこと」
・「自然に触れ、心と体に英気を養うこと」
・「意図的に日常と距離を置くこと」
・「リラックスし、心地よさを思い出すこと」etc…

実は、これらのことは、日常の忙しさの中では後回しにしがちなこと。
それに、街なかには様々なノイズがあり、こうしたことのために静かな時間をもつことってなかなか難しいのが現状かもしれません。

自分以外に替えがいないビジネスオーナーさんは特に、ご自身のコンディションを自分自身で整えるのも、大事な仕事の一つであるはずなのに。

でも本当は、がむしゃらに日々を回していくという力技では、じきに限界がくると、お気づきの方もきっと多いのではないでしょうか。

そんな方たちへ向けて、Raichoがご用意したのは、意図的な休暇をとっていただき、自然豊かな環境でセルフメンテナンスをする時間・空間にどっぷりとひたる…そんな機会。

家庭、仕事場以外のもう一つのとっておきの場「サードプレイス」へ。

・ノイズレスな時間
・自然体になれる時間
・あらゆる緊張から解放される時間

が待っています。

今回、私はこのRaichoのご提供するノイズレス・ステイのなかで、食の部分でお手伝いを。
乗鞍の山菜や松本平のお野菜・お米を使い、一汁一菜を基本にしたシンプルながら素材にこだわった夕餉をおつくりする予定です。
お料理は会津の漆器「めぐる」に盛り付けます。
器を手にとっていただくことからも優しさと心地よさをじんわり味わっていただけることと思います。

ノイズレス・ステイでご自身を労わる機会を意識的につくってみませんか?
お会いできることを楽しみにしています!

雪は友達 自然のなかで遊ぶのは、自分を取り戻す一つの方法

雪が大好きな息子。
昨年末に雪のシーズンが始まってから、
毎週末のスキーを楽しみ、やる気満々でスキークラブへ通っていました。

しかし、事件は突然やってきたのでした。

1月の末ごろ、そのスキーの最中に転んでしまい、じん帯を痛めてしまったのです。
学校ではスキー大会を控えていたし、休み時間や放課後に雪遊びを楽しむみんなの中へ
入ることもできず、我慢を重ねていました。
悔しい部分もあっただろうに、本人はあんまり後ろ向きなことは言わず、
「しょうがないよね。頑張って早く治す!」
と、けなげにリハビリを頑張っていました。

3月に入り、ここにきてやっと、診て頂いているお医者様から、スキーも徐々に初めてOKだよ!と
言われ、本当に本当に嬉しそうにしていて、ずっと近くで彼の感情の起伏を見てきた私も、
息子の表情がパッと明るくなったのが、本当に嬉しくて。

というわけで、この週末は、足慣らしにちょこちょこと雪遊びをしました。

一昨日スノーシューで訪れた善五郎の滝。
善五郎の滝氷瀑

善五郎さんも「まだ冬は楽しめるよー!」とでも言っているかのように、氷瀑の姿でドデーン!と佇み、我々を迎えてくれました。

途中、雪をかみしめるように、所々でごろんとなる息子。
「あー!気持ちいい!」を連呼。
雪に横たわる

そして、一昨日に引き続き、昨日もちらっと雪遊び。
で、ネイチャースキー。
楽しすぎて、はしゃいでしまう私と、
サクサク進んでいく息子。

この冬は、息子だけでなく
私自身も、こもって仕事をすることが多かったから、
余計に爽快感を感じるのでした。

冬に滞ってしまいがちだった
体の中のあれやこれやが、
汗とともに一気に流れ出した感じ。

心地よい疲労感と、
自然のなかでゆったり過ごすことで
感じられる充足感。
きっと、心と体のバランスを
調整してもらっているんだろうなぁ。

改めて、私達にとって、
なくてはならない環境と、
時間の過ごし方なのだな、と実感。

そしてまた、最近感じているのは、
オンとオフというよりも、
仕事と暮らしと遊びが、
もっとひとつながりになっていき、
どの瞬間も自分らしくいられたらいいな、
と、そんな風なこと。

そのために、私は「言葉にすること」や、
「形に表していくこと」を
自分自身でも大切にしたいし、
同じ方向を向いて、関わってくださる方のお手伝いをしたいなぁと思うのです。

本来の自分を いつでも思い起こせるように。
だって、人は簡単に忘れちゃうから…笑
メラメラメラ

※ただ今、お仕事用のサイトにて、言語化とビジュアル化を後押しする、オリジナルのサイト制作のモニター様を
募集しています。

デザインのお仕事用サイトを作りました

のりくらしをご覧の皆さまへ

デザインの仕事などが忙しくなってしまい、
お久しぶりの更新になります。
今日はお知らせをひとつ。

最近、新しくお仕事用のサイトを作りました。
http://mondesign-ayako.com/

これからは、乗鞍の暮らしについて、またふだんの養生を含め、その暮らしを通してお伝えしたいセルフケアやライフスタイルについては、こちらの「のりくらし」にて。
デザインのお仕事については上記の新サイトにて。

それぞれ更新してまいります。

一つでさえ、なかなか更新できなかったのに、
二つにして大丈夫でしょうか、わたし(笑)

いえ。
実は諸々整理ができて、少しすっきりしています。

改めまして、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

【熊五郎とシキ023】天空にでかけよう

私は乗鞍に移り住んで3年目になりますが、
移住当初、びっくりしたことがいくつもありました。
ジャンルは色々ですが、
例えば、
「採れたての山菜があまりにも美味しいこと」
「小学生に熊よけの鈴が配布されること」
「新緑の季節が最高に気持ちよいこと(なのに、その季節は訪れる人が少ないことw)」
「寒さに強く、辛抱強い人が多いこと」
「冬に滝が凍ること」
「各家庭で漬物を漬けたり、保存食づくりが超・盛んなこと」
「夏が涼しくて、快適すぎること」
などなど。
挙げたらキリがないのですが…。

そして、忘れてはならないこのことも↓

「標高3000m級の天空の世界に気軽にアクセスできてしまうこと」。

というわけで、今日はこの、天空の世界についてのおはなしです。

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【熊五郎とシキ022】花の姿を味わおう

乗鞍は花盛りの季節になって参りました。
乗鞍ならではの在来の花たちが、自分達の生きる場所で、スッと可憐に花開くその姿は、時にウットリしたり、ハッとさせられたり。

今日は、そんな乗鞍の花たちのおはなしです。
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【熊五郎とシキ021】お気に入りの場所に身を置こう

あなたには、お気に入りの場所ってありますか?

お気に入りの場所があるということは、
自分の心が喜ぶポイントが分かる、ということ。
それって自然体であるための、大切な鍵になるのでは……。
今日は、そんなおはなし。
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熊五郎ファンあらわる(笑)

ゲストハウスRaichoにて、今週開催していた「のりくら湯治養生ウィーク」。
私の方で担当しました食養生のパートも、無事に提供することができました。

乗鞍へ移り住んでから、ずっと胸に秘めていて、なかなか実行へ移せずにいましたが、
今回、オーナー佑馬を筆頭に、スタッフで協力しながら、企画のご提供へと漕ぎつけることができました。

初の試みでしたが、やってみて分かることってたくさんありますね。
今日、本来であれば、熊五郎とシキの更新日なのですが……
せっかくなので、今回の湯治養生のことを書かせていただけたらと。

実はですね。
今回お申込みいただいた方の中に、このブログをものすごく読み込んできてくださった方がいて
嬉しいやら恥ずかしいやらで、びっくりしてしまったのです。
顔の見えない方に向かっていつも書いていたのが、読者様と実際にお会いすることができ、
このつたない熊五郎の世界観にも共感いただいていたり、その他の記事も何度も読んでくださっているということを知れて、
身の引き締まる思いと言うか、改めて、この先も丁寧に紡いでいきたいなぁと思って。
この場を借りて…いつも読んでくださり、ありがとうございます。
とにかく、熊五郎も感涙しております!笑

さて、
「本来の自分にかえる」というテーマで、自然散策・ヨガ・食養生・子どもの自然教室をご提案をした今回の企画。
私が今回この企画でご提供したのは、食養生のパートでした。
どんな内容だったのか?またその背景は……?

もし、これを読まれている方のなかで、「本来の自分にかえるって??」
という疑問がわいてくるとしたら、、、

私は「元気であること」、と解釈しています。
元気とは、元の気の状態。
元、ということは、人は本来、元の気の状態を知っているということですね。

表面上、どんなに元気に見えていたとしても、内面には嘘をつけません。
それは、いつしか不調として表面にあらわれてくるから。

人間関係・仕事・環境・生活習慣など、自分を取り巻く様々な「ひと」・「もの」・「こと」が影響を及ぼしあいながら、ちょっとしたきっかけから、知らず知らず元の気の状態から外れていく。
その状態が次第に積み重なることで、心身のバランスが崩れてきたり、自分自身との関係や他人との関係が悪化したり……。

家庭内・仕事上の人間関係のこじれ、子育てや仕事上のトラブル、ご自身の体の状態がちょっとした不調としてあらわれてくる状態…

それこそが、気が乱れている状態。
その状態を見て見ぬ振りしたり、感じていないふりをするのではなく、まずは観察をしてみて、ああ、そうなんだ。と気づいてあげていただきたくて。

今、不調や乱れを整えるには、さまざまな方法やメソッドがありますね。
それを習得して自力で整えるときがあってもいいし、もちろん誰かに・何かに頼ることがあってもいい。

その、たよる、という選択肢のなかで、場所の力を頼るのも、大いにアリだと思うのです。
まさに、この信州・乗鞍という地の「気」をできるだけ取り入れていただくなかで、気の乱れが自然と調律され、元気になっていく。
それを私自身、乗鞍へ移り住んでからというもの、身をもって実感しているから、、、
だから、とにかくここに身を置いて、心と体めいっぱい、乗鞍を味わってみてください!とお伝えしたくて。
でもそれには、ちょっとしたコツがあると思うのです。

そんなわけで、ここ乗鞍で、気を調整するための一つのきっかけとして、食養生のご提案をしてみました。

乗鞍に自生する、生命力あふれる季節の山菜や野草の力をちょっとお借りしつつ。

余計なものは使用せず、また手を加えすぎず、本物の調味料で素材本来の持ち味を活かすように。

日本人・信州人・乗鞍の人が昔ながらに体得してきた、食の知恵を拝借して。

派手さも目新しさもないシンプルすぎるものだったかもしれません。
でも、どこか懐かしさのある食事だったのではないかと思います。


今回の参加者様より
「五臓六腑にしみわたりました」
「優しいごはんでした」
というお声をいただき、手ごたえのようなものを感じています。

そして、食を広い意味で捉えるならば、口にするもの以外にも、自分の心の持ち方や自分を取り巻く環境→心、太陽、空気、水なども含まれる、というのが実は食養生のベースとなる考えかた。
その優先順位のつけ方や、向き合い方についても、お話会にてお話しました。

ご自身を労わり、気のめぐりを良くすることにフォーカスした時間を。
ここのりくら湯治養生でのご滞在から、ご自身を労わる時間をもつことが、日常へと続きますように。

のりくら湯治養生は、7月、9月、10月も開催予定です。
より参加していただきやすい形にブラッシュアップして参ります!
詳細は、またご案内しますね。
もし、事前案内をご希望の方がいらしたら、ぜひこちらのお問い合わせフォームより
「のりくら湯治養生 事前案内希望」とお送りくださいませ。

お問い合わせフォームはこちら

【熊五郎とシキ020】めぐる水を感じてみよう

ここ数日、雨が続いていた乗鞍です。
今朝は葉に落ちた雨粒が宝石のようでした。
この雨粒ひとつぶが、この葉に巡ってくるまでのときに、思いをはせてみて……。
今日は、そんな、水の巡りに関するお話です。

自然界では、滞ることなく水がめぐっている。山々から大地にしみこみ、川となって下り、広い海へと行きつく。そして海に行きついた先は、水蒸気となって大気へ昇り、雨や雪となってまた山へと降り注いでいく。その大きな流れのなかで、水は私の身体にもとり入れられ、絶えずめぐっている……。乗鞍の清らかで力強い水の流れは、その「めぐる」力を思い出させてくれるのです。
【編集後記】
今朝の雨のしずくを見ていて、ふと思うことがありSNSにも投稿したのですが、
水って、本当に面白いなぁと。

雲、空、海、川、土、木、森、雨、雪、雲、、、

様々な環境要因に影響を受けながら、絶えず巡っていて、
その流れのなかのただいっとき、が、今。
雨のしずくも、この大きな流れのなかのただいっときの姿。

そんな水のことを想うと、
大きな流れのなかで、良いと見えるときもあり、悪いと見えるときもある。
ただただそういう時がある、ということにすぎず、
ずっとそのままの状態が続くわけではなくて、
また次のステージへと巡りはじめるときが来る、のが自然の摂理なのだろうなと。

で、その巡りの力はきっと、私たちの中にも備わっているのだろうなと。

それと同時に、
自分の内側が整って、気が巡り始めると、結果として外側が自然とそれについていく、ということを乗鞍での暮らしのなかで、よく実感しています。
私の場合で言うと、例えば「肌の変化」であったり、「基礎体温の変化」であったり、「表情の変化」であったり、巡ってくる「仕事の変化」であったり。
挙げだすと、きりがないかも。まだまだあります(笑)
どれも、自力コントロールしようとしていたわけではなく、自然とよい状態に変化しているようなのです。
特に「肌の変化」は特筆すべきものだな、と思っています。
私、実は乗鞍へ来るまで軽めではありましたが、アトピー肌だったのです。
ストレスが肌にすぐ出てしまって、特に関節部分の湿疹に悩まされ、皮膚科に通い続けていました。
でも、乗鞍暮らし3年目の今、気づけば湿疹知らず、肌トラブルもほぼなく、心なしかキメも細かくなっているような(←あくまでも自分比です・笑)。
きっとこれは、内側から変化しているのだろうな、と。気の巡り、血の巡りが良くなっているのだと思うのです。

「気を巡らせること」

↑私は食養生でこのことを学び、乗鞍で日々、少しずつ実践しておりますのです。
乗鞍には、気の巡りをよくし、元気になっていくという、
その元気の種が、そこかしこにあるんですねー。
数日の滞在であったとしても、みるみる自然のエネルギーがチャージされ、本来の元気が戻ってくるのです。
Raichoに来られるゲストを見ていると、その前後の表情の変化に驚かされることもしばしば。

でも、じゃあ実際に乗鞍でどんな滞在をしたらいいのだろう??
そんな疑問をもたれたら、ぜひ私たちRaichoスタッフに聞いてくださいませ。
日々、チャージされまくりの私たちですから。様々なご提案ができるかと!

来週に控える「のりくら湯治養生」では、実はのりくらをまるっと味わえる滞在のご提案をしています。
私のパートでは、広い意味での「食」を通して「気を巡らせる」エッセンスを「のりくらし」での実体験とあわせてシェアする予定なのです。
またその様子などもご報告しますね!

ではこのへんで。
来週またお会いしましょう。

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【熊五郎とシキ019】感謝していただこう

乗鞍一年目の春、はじめてここで春の山菜を口にしたときのその感動は、今でも忘れることができません。
この山奥で、厳しい冬を越えて、芽吹きの春を迎え、力強く自生する植物たちの野趣あふれる味わいを。

味わった後、心の奥の方から「ぬぉぉぉっ!」っと感謝の気持ちがわいてくるとき、
それはきっと「食」が「命」に変わるとき、なのかもしれません。
今日は、そんな心と食と命のおはなし。(←壮大すぎる!?笑)

目の前の食材一つひとつには、目に見えない力がぎっしり。それが実る豊かな大地の力、醸される自然の力、手をかける人の手間と愛情。そこに消化される己の力が加わり、それら全てが私の血となり肉となっていく。のりくらの地でいただく、自然の摂理にそった野趣あふれる食ならなおさら。食が命に変わるという基本に立ち返り、全てに「ありがとう」と伝えたくなるのです。

【編集後記】
山菜の調理法はいたってシンプル。
揚げて塩をふる、とか、
あく抜きしてお浸しにしたり、とか、
味噌炒めにしたり、とか。
またある時は炊き込みごはんへと。
あく抜きや下ごしらえに少々手間はかかるものの、
難しいことは特にいらなくて、
ただただ、その芽吹きに特有の苦みや、ほのかな甘みを感じ、身体に取り入れたくて、口にするという。

芽吹きには冬の間にためこんだ老廃物をデトックスする効果があるとか言いますが、そんな理屈抜きに、春の今この時に味わうと、それこそ本当に「ぬぉぉぉっ!」っと唸ってしまうんですね。心と体が。
口にしたあと心と体が満たされるその贅沢さは、本当の意味でご馳走なんだと思います。
必要としていたものに、必要なときに出逢えると、こんなにも自分が喜ぶんだなぁと、しみじみ感じました。し、この春も感じています。

手を加えすぎなくていい。奇抜でなくても派手でなくてもいい。
採りたての新鮮な、この土地の幸をいただく、その贅沢さに勝るものはありません。
それがどんなにシンプルなものであったとしても。
(むしろ、シンプルな方が美味しかったりする。)

先人から伝わり「これは美味しい!」とされる山菜がわかることにも、
それが乗鞍に豊富にあることにも、
そんな豊かな自然環境があることにも、
本文にもある通り、その他もろもろ、感謝しかないのです。

もうそんなこんなをまるっと抱えながら、
今日も明日もご飯を作ろうと思うのです。

※のりくら湯治養生ウィークでも、そんなこんなのスタンスで、朝餉と夕餉をおつくりします。
The simpleな養生ごはんです。シンプルすぎてごめんなすって。
でも、きっと基本に立ち返るきっかけになる。いや、きっかけにします。
あなたの「ぬぉぉぉっ!」が聞きたくて(笑)

のりくらをたっぷりじっくり味わいたい方。
食を見直したいなって方。
養生って言葉が気になるなって方。
ここらでいろいろリセットしたいなって方。
思い切って休息という名の投資をしてみたいなって方。
現代版の湯治を体験されたいなって方。

そんな方、お待ちしております↓
・熊五郎が教えてくれる~のりくらと湯治養生と~
http://norikurashi.com/kumashiki_reason/
・のりくら湯治養生ウィーク 第1回目 6月3日〜6月8日
http://ghraicho.com/blog/2018/05/06/norikura_touji_yojyo/
・熊五郎とシキ
バックナンバーはこちらから
http://norikurashi.com/kumagorotoshiki/

ではこのへんで。
また来週お会いしましょう!

【熊五郎とシキ018】何もしないときを持とう

生きている限り、何もしないなんてあり得ない。
何もしないと決めたとしても、勝手に思考は働いていくし、常に呼吸はしているし、心臓も鼓動を打っています。
そうして意識していないにも関わらず、どんどん動いていき、自然と力みすぎてしまう私たちだからこそ、
意識的に余白の時間をもつことで、ニュートラルな状態を思い出すことができるのでは…そんなお話です。

やるべきこと、やらなければならないと思うことが次々と思い浮かび、いつの間にか時間に追われていく私たち。だけれども、その時本当にしなければならないことって?思考を休め、ただただボーっとしたり、今という時間をじっくり味わってみたり、そんな風に余白の時間を意識してもってみると、自分自身がゆるんでいき、見失っていたものを取り戻せる気がするのです。

【編集後記】
目にしようと思っていなくても、耳にしようと思っていなくても、
街にいれば、必然的に目や耳に入ってきてしまうモノや情報。
それらに振り回され、本心では求めていないのに、焦ったり、急き立てられて求めてしまう。
とかいうことが、私も以前は多々ありました。

でも、乗鞍にいると、そのモノや情報の求め方がまるで違う。
ここは、静けさを味わえるとっておきの場所だからでしょうか。
過剰に派手な屋外看板や電子的な音や車の騒音…そういったものとは無縁なノイズの少ない乗鞍。

目にしたいものは、野に出たり、山に入ったりすれば美しい自然としてそこにあるし、
耳にしたいものは、ここに身を置いていると、鳥の囀りの合唱や清水の流れなど、心地よい音として耳に入ってくるし、
口にしたいものは、取り立てて派手なものではないけれど、季節の山菜や野草など、そこらにわらわらある(笑)

街にいたときは、何にあくせくしていたんだろう、と。

時間に追われたり、やらなければならないと思ったり、
何かに急き立てられるような心地がしていたのも、単なる幻想だったのでは…と思ったり。

ここで、少しでも余白の時間を過ごしてみると、
心地よさがスゥっと体を通り抜け、他の誰でもなく、何かに踊らされる自分でもなく、
「今・ここ」の自分を感じることができる。
そして、心が本当に求めるものが見えてくる。
そんな気がします。

ついつい力みがちな皆さま(笑)
とっておきの静かな余白の時間、乗鞍で過ごしてみませんか?

のりくら湯治養生ウィークでお待ちしております↓
・熊五郎が教えてくれる~のりくらと湯治養生と~
http://norikurashi.com/kumashiki_reason/
・のりくら湯治養生ウィーク 第1回目 6月3日〜6月8日
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ではこのへんで。
また来週お会いしましょう!